富士山では高山病に注意

富士登山

夏にもっとも人気がある山は、やはり霊峰である世界遺産の富士山です。

日本一の山であるが故に、気をつけなくてはいけないポイントがいくつかあります。その一つが高山病への対処方法と応急処置となります。

高山病とは標高が高い山などで、気圧が下がり低酸素状態になったときに発生する症候群です。低酸素により酸欠状態から血中酸素濃度が下がり、さまざまな不調をきたすことになります。

高山病の症状とは

酸素濃度が平地の約半分になるため、いろんな症状が出始めます。

私の場合は、まず頭痛から始まりました。六合目を過ぎた頃から少し頭痛がし始め、七合目に来たときには何となく気持ち悪さも出始めました。

「まさか」とは思いましたが、この症状がおさまりません。徐々に気分が滅入り、それまでは絶景をカシャカシャ写真におさめていたのですが、八合目に到達するときには、写真を撮る気力すら失せていました。本当にだるくやる気がおきなくなります。

さらに吐き気をもよおし、動きが鈍くなります。富士山は五合目でも標高2300mはあります。だいたい2500mを超えると高山病になる確率が高まるようです。

私もせっかちなもので、五合目についてすぐに上り始め、六合目や七合目でも休憩を少しにしたために、急速に症状がでたものと思われます。

高山病になったときの対処と応急処置

まず大事なのは、五合目ですぐに登り始めずに、ゆっくりと20-30分くらい過ごしたあとに登ることをオススメします。高地に自分を慣らすことが一番重要です。

次に六合目→本六合目→七合目→本七合目→八合目の山小屋で、最低10分以上は休むこと。20分くらいでもいいかもしれません。私は数分しか休まなかったため、高山病にかかりました。八合目まで行って症状が出なければ、もう大丈夫でしょう。

症状は、頭痛・吐き気・食欲不振・動悸・ダルさなどです。結構きついです。車酔いのヒドイやつと思っていただければいいかと思います。

そしてそれでも発病した場合は

一番いいのは、休んだ後に下山することです。おそらく休んでも回復することはないと思います。回復したり軽くなれば大丈夫かと思いますが、ダメなら下山が一番安全な方法です。

私の場合は、絶対に下山したくはありませんでした。今回がダメなら、また来年来なくてはいけませんし、一年間くやしさが残るからです。それだけの想いがあったため、何とか登る方法を探りました。

高山病には酸素缶が有効だった

家に以前に買っておいた酸素缶があったため、1本持ってきていました。七合目あたりではまだ軽症だったため、使わずにいましたが、八合目で重症化したため、急遽使ってみることしました。

口に酸素缶をあてて、深く5回くらい吸い込みました。すると足の方まで気持ちの良い感覚があり、なんだか頭痛が和らぎました。高山病の原因は低酸素ですので、もしかしたらいけるかも、と思いました。

酸素缶

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そこで気力を振り絞り、本八合目に向かいます。そこでも結構きつかったため、さらに酸素缶を5回深く吸い込みます。これを休憩ごとに使用しました。今回は1本しかもってきてなかったため、5回の吸引を何回かに小分けする作戦にしました。

そして一歩一歩ゆっくりですが、確実に登る努力を積み重ね、見事に登頂に成功しました。

結構きつかったので、本来なら2本以上もっていくことをオススメします。そうすれば、もっとたくさん吸引できて、楽になれたのでは、と思っています。

今回確認できた高山病の応急処置として有効だったのは、

  1. 酸素缶
  2. 深呼吸 歩きながらお腹で強く息を吐き、自然にたくさん酸素を取り入れる腹式呼吸。この複式呼吸をしながら登ると結構いけます。意識して酸素を吸うこと。
  3. 給水 食欲不振で飲みたくなくなりますが、それでも水は飲んだ方がいいです。

上記3つがベストの対処法でした。休むのも有効かもしれませんが、休んでも治ることがないため、早く登頂することを選択しました。

しかしながら、私ほど登頂に対する決意もない場合は、おとなしく下山する方が一番安全であることは言うまでもありません。ここは安全第一で自己責任でお願いします。

しかしさすがは富士山です。途中気持ちの悪くなった人を数人以上見かけました。

酸素缶は絶対に必需品だと思います。ちなみに結構前に買ったものでも有効でしたので、使わなかったら、次回に回せます。高山病になると酸素缶なしでは登頂は無理ですので、用意することをオススメします。