文字やデザインの事前確認ってどうなの?

表札を買うときに事前に書体等と確認するサービスがあります。

パソコンが発達していない時には、ありえない要求であり、またやる表札屋も皆無でした。

最近ではそのようなサービスを行っているお店もありますが、ほぼ間違いなく書体にこだわりのないお店と言えます。ただサービスで1枚でも売りたい、、、と。

しかし書体にこだわりのあるお店には、書体は命であり、その書体を注文もしていない客に画像で渡すということは、その書体を複製して他でコンピューターで真似できてしまう、ということです。それを当然のサービスとして要求する方の図々しさも相当なものといわざるをえません。

そもそも書体だけでは表札の雰囲気は分かりません。素材の質感と彫りのダイナミックであり繊細な技と合わさって総合的な作品ですので、紙に書いた文字だけでは全く分からないのです。

それに自分の字を書いてもらわなければイメージが分からないという想像力のない方にはなおさら無理と言えます。

そもそもお店のサンプルを見て素晴らしいと思ったなら、他の文字でも素晴らしいはずなのだから、黙って任せて出来上がりを楽しみに待っていればいいのです。

例えば、有名な書家に、注文するかは分からないけど、自分の字がどのようになるか分からないので、注文前に書いてみてくれ、気に入らなかったら頼まないけど、、、ということは有り得ない話です。
画家の作品が気になり、新たな絵を頼むのに、イメージが知りたいから先に書いてくれ、といっても門前払いを受けるでしょう。

美味しいと評判の店に、味見を先にさせてくれ、好みならコースを頼む、なんて有り得ません。

傲慢なエゴイスティックなこのようなお客さんの要求はどうなのか、と思いますね。